2019年12月4日、中村哲さんが何者かに襲われて、道半ばにして仲間数人と共に命を失った…とても衝撃的なニュースでした。
あれからもう5年。でも、その存在は消えるどころか、ますます大きな影響を与えているようです。
中村哲さんは、アフガニスタンのために、文字通り命を懸けた人。
医師としての活動から、「全ての問題は水だ」と、素人なのに用水路の建設に取り組んだ。そして、砂漠状態のアフガニスタンを、5年で緑を復活させた。不可能を可能にした。
彼の考え方は「魚を与えるのではなく、魚をとる技術を教える」こと。「自分たちで生きていく力をつける」ことだったと言います。だから、素人でありながら、自ら学び、研究し、努力して用水路を作った。
その思いをつぐ人たちが、今も用水路の建設を続けている。参考にしているのは、中村哲さんが苦労して作ったマニュアル本。こと細かにその技術が書かれている。
「みんな大好きでした」…残された人たちのその言葉が、全てを物語っていると感じます。
亡くなって5年、消えることの無い中村哲さんの思い…これこそ「大志」なのだと確信します。
私の「大志」は何だろう???
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