3人の娘さんを15年前のイスラエル軍の攻撃で失いながら「私は憎まない」と発信しているのは、イゼルディン・アブラエーシュさん。ガザ出身のお医者さんです。
2009年1月、イスラム組織ハマスの大規模攻撃で自宅が砲撃され、8人の子供のうち長女、四女、五女の命が奪われた。
それでもアブラエーシュさんは言います。「彼女たちの死がむだになることがあってはならない。悲劇を悲劇として終わらせず、希望を紡ぎ出してプラスに変えよう」と。
そして、「それでも、私は憎まない」という本を出版したのです。
「憎しみは病なのです。誰かがあなたを傷つけ、あなたが憎しみにかられたら、あなたは二度傷つくことになる。重たい憎しみを抱えて前に進めなくなれば、それこそあなたを傷つけた相手を利するだけです」
なるほど、その通りですね。
憎しみは、健康と平和をむしばむもの。憎しみを減らしていくために、憎しみを病として研究する期間を立ち上げる!と。
すごいな〜。捉え方を変えてしまおうという決意を感じます。だから「憎しみは病なのだ」と。でも、実際にはどれほど難しいことでしょう。
ここに書き切れないことを、とてももどかしく感じています。
この記事へのコメントはありません。