39才?娘の年齢で認知症に⁉️
ある日の新聞の特集記事に、思わず吸い寄せられました。
丹野智文さん、現在45才。
認知症の当事者として全国を回り、年100回以上の講演をこなし、これまで300人以上の当事者の相談にのってきた人。
よくしゃべり、よく笑う。体験や活動をかみしめるように話しながら、講演会の会場を沸かせる、、、
6年半前には、この姿は誰にも想像できなかったらしい。
30代半ばから、担当顧客や同僚の名前や顔を忘れることが多くなっていた彼。
携帯で調べてみると「2年後には寝たきり」など、ネガティブな情報ばかり。
最初に認知症の告知を受けた時、まだ中2と小6の娘さんがいたとのこと。
どんなに心細く不安だったことでしょう!
「告知のとき、横で妻が泣いていました。僕は涙をこらえるため、先生の目をすっと見ていたのを覚えています。」
この一文で、告知を受けた時、どんなに辛かったか、がひしひしと伝わってきます。
そんな中、救いになったのが、勤務する自動車販売会社の社長の一言だったと言います。
「体は動くんだろ?本社に戻って来なさい。」
「販売の営業はできなくても、総務・人事部門に転属、事務や採用の仕事ならできるだろう」と。
泣けますよね〜。
素晴らしい会社‼️素晴らしい社長‼️
この言葉で、彼はどれだけ救われたことでしょう!
そして今、活動の源は仲間たち。
中高生時代の友人は
「おまえが忘れても、俺たちが覚えているから」。
妻は
「心配はしてるけど、信用してるよ」
と言ってくれる。
嬉しいですよね〜心強いですよね〜
丹野智文は、一人ではない‼️
高齢化社会の日本、認知症は他人ごとではありません。
まわりに、もしそんな人がいたら?いえ、自分がそうなったら?
社会や行政に頼るだけではなく、支え、支えられる、、、そんな環境を作っていかないと‼️と、強く思いました。
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