今日はちょっと重い話題です。
栃木県の建設会社「大伸ワークサポート」は、従業員の8割が刑務所を出所した人や元暴力団員。しかも社長の廣瀬伸恵さんは42歳の女性。へぇ〜、すごいな〜。
廣瀬さん自身も、かつて服役した元暴走族総長だった。
小さい頃、学校から帰ってくると親はいつもケンカ。両親とも家を空けることもしばしば。一人では家に居場所がなく、寂しさを紛らわすために非行に走った。18歳の時、レディース(女性の暴走族)を結成。ケンカは日常茶飯事、20歳の誕生日は留置所で迎えた・・・なるほど、すごい体験をしているんだ。
自分も含めて、そんな過去のある人間には社会に戻る場所が無いことを痛感して、会社を立ち上げた。
でも、現実は大変!現場でのトラブル、仲間とのケンカ、逃亡…
「よその会社じゃクビだぞ!」とすごい迫力!廣瀬さんは、それでも人生のやり直しを支え続ける。
お帰りなさいと言ってくれて、手作りのご飯が食べられる環境。みんなが求めているのはそれなんだと、廣瀬さんは怒りながらも人に寄り添う。本当にすごい‼️
刑務所を出た人の半数が、再び罪を犯してしまう。その原因はただひとつ、『孤独』だと言います。
誰にも話せない、誰にも分かってもらえない…そんな思いをしている人がどれほど多いことでしょう。
もしそんな人が近くにいたら、私はどうするだろう?怖いから近づかないようにしようと思ってしまうのではないか?…正直なところ、そう思います。
再犯を防ぐため、孤独にさせないために、国は民間の雇用主、廣瀬さんのような「協力雇用主」を頼っているとのこと。社会の仕組みとしての受け皿が本当に必要なんだと痛感しています。
⭐️今日は金曜日。まだまだ暑いですが、朝晩は秋の気配を感じますね。また月曜日に。
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