節分の豆まき、今年はお豆を食べただけで終わりました。笑
その豆まきにまつわる、ある男性のお話です。
「20年ほど前、養護学校の高等部に勤務していた時のことです。受け持ちのクラスのある男子生徒。性格は明るくて優しくて、身のこなしはぎごちないながらも、彼のそばにいるだけで誰もが愉快な気分になったものです。
2月4日の朝、その生徒の家からの連絡帳のほんの数行に、私は思わず涙してしまいました。
『昨晩は、我が家恒例の豆まきをしました。息子は大きな声で“鬼は外、福は内“と繰り返しながら、家中にまいて回りましたが、最後に小さな声でそっとささやきました。
『でも鬼さん、外は寒いから入ってきていいよ』・・・と」。
う〜ん、グッときますね〜。高等部というから15〜16歳の男の子でしょうか。小さな声でそっとささやいた彼、なんて温かくて優しいのでしょう。
そして家族の方も、彼の真の優しさに触れて、どんなに嬉しかったことでしょう❤️
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