いい話

「ぼけますからよろしくお願いします」〜残されたお父さんは103才〜

2020年の11月30日と12月10日のブログに書いてたのは、信友直子さんのこと。ご両親の壮絶な生活を記録して、映画にしておられる。

その題名は「ぼけますからよろしくお願いします」・・・お母さんのセリフです。

テレビの番組で見て、そのお父さんの生き方に感動したのを覚えています。100才近くのお父さんは、認知症の奥さんと二人暮らし。淡々と、大らかに、そして愛情深く介護している。大変な毎日、しかももうすぐ100才。それなのに、なんでそんなに楽しそうに笑っていられるんだろう?不安は無いのかしら?・・・何とも不思議な気がしました。

その後のことが、「おとうさんは103さい」という絵本になったというので、買ってみました。

そして、またまた感動❤️

ぼけたお母さんを最後まで介護したあと、お父さんはたったひとりで生活している。103才の今も‼️

驚いたのは、もともと大らかで柔軟なお人柄と思っていたら、そうではなくて、昔は気難しい人だったらしい。

そんなお父さんを変えたのは、いつも「うふふ」と笑って根っから陽気に生活していたお母さん。

ご近所の皆さんにも慕われるお人柄。お父さんが退職したあと、お母さんはしょっちゅうお父さんと一緒にご近所に出かけては「うちの旦那さまよ」と自慢して歩いた。

そのおかげで、お父さんは今のひとりの生活もちっとも寂しくない。「お父さん、どうしよる?」「ちゃんとごはん食べよる?」・・・と、近所の人たちが次々に声をかけてくれる。103才の今も、とても幸せそうな毎日。

そうか、人は変わるんだな〜。幸せに生きる力って、後からでも出てくるんだな〜と、妙に感動したことでした。

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