考え方

辛いこともあえて話に出す?

これは、ある女性の美容師さんに聞いた話です。

その美容師さんの長年のお客様が、まだ20歳の娘さんを病気で亡くされた。

そのことを打ち明けられたのは、亡くなられてしばらく経った頃だったそうです。

プライベートサロンで2人だけの時間だからこそ、話されたのですね。

人って、辛いことも、誰かに話すことで少し楽になることってありませんか?その事実は変わらないし、解決できる訳でもないけれど。

きっとそのお客様も、第三者の美容師さんに話ができて、少し気持ちが軽くなられたのではないかと思います。

話を聞いたその美容師さんは、それからそのお客様が来店される度に、「○○ちゃんならどう思うかしらね〜」「○○ちゃん、こんなふうだったよね」と、あえてその娘さんの名前を出すようにしているそうです。

もちろん、無理のない範囲でしょうけれど、「触れないでおこう」と思うのが普通なのに、ある意味勇気のある行動ですよね。

そこで思い出したのは私の友人のことです。その友人の娘さんは、20歳の誕生日の前日に自殺したのです。もう20年以上前のことですが、本当に驚きました。何と言ってあげたら良いのか、見当もつかなかったです。

同年代の娘を持っている私は、その後も結婚や出産などの話題をして良いのか、分かりませんでした。嫌な思いをさせないかな〜、傷つけてしまわないかな〜・・・迷った末に彼女に聞いたのです。「どうしたらいい?」と。

その時彼女は。全く迷いなくキッパリと「ふつ〜にして。それが一番ありがたいの」と言いました。

そうか、変に遠慮したり触れないでいたりすると、余計にしんどい思いをさせてしまうのかも・・・それがその時、その友人から学んだことでした。

人の気持ちが分かるになることは簡単ではないけれど、少しずつでも相手にに添うことができたらいいな〜。そうなりたいな〜と、強く思います。

⭐️8月に入りましたね〜。いよいよ夏本番!と言いたいけれど、もう充分に夏を満喫していますよね。しっかり食べて、しっかり寝て、乗り切りましょう‼️

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