いい話

スープねえさんは作り続けた〜ウクライナでのいい話〜

ロシアがウクライナ侵攻してから100日になるとのこと。いったい、いつになったらおさまるのでしょうか。

ウクライナ南東部マウリポリの製鉄所の地下シェルターに、3月2日から避難したナタリア・バブーシさん、35才。

食料が底をつく不安に直面したナタリアさん。最初は家族単位で食事していたが、まとめて調理した方が、少ない食料で済むと考え、「1日1回、スープを作りませんか?」・・・そう提案すると、みんな賛同した。

鍋やコンロや燃料は男性たちが危険を覚悟で集めて、ありったけの食料を切り詰めて、知恵を絞った共同生活が始まった。

3月中旬には米やパスタがだんだんと減ってきて、大人は1日1食に変えた。

思わぬ長期戦の中、食料がどんどん減っていく・・・あぁ、どんなに不安で心細かったことでしょう。それでも大人はみんなで子どもたちを守ろうと必死だったのですね。

爆撃がない日は、ほとんどなかった・・・そんな中、「少しでもおなかいっぱいにさせてあげたい」・・・来る日も来る日も、スープを作り続けた。

いつしか、ナタリアさんは子どもだちから「スープねえさん」と呼ばれるようになった。

・・・この新聞の記事に、釘付けになりました。突然襲われた緊急時に、命のため、仲間のために、力を出し合う。その工夫、その努力、その連帯感の素晴らしさ。

5月6日、避難から2ヶ月が過ぎ、もう食べるものが無くなるという時に、ウクライナ兵が急いだ様子でシェルターに来て言った。「5分でここから出て」と。やっと解放された‼️ あぁ、良かった〜

でも、悲惨な状況の続くウクライナ。住み慣れた場所に帰れる日は、まだ遠いでしょうね〜。

それでも、地獄と呼ばれた製鉄所から生還したナタリアさんは、「スープねえさん」の名前でユーチューブを始めようとしているとのこと。

過酷な状況下でのサバイバル方法を紹介していくつもりだといいます。

どんな状況でも生き抜く力を伝えたい・・・人間の底力、すごいです‼️

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