新聞の「ひととき欄」から、福井市に住む84歳の女性のお話です。
その方の娘さんは33歳の若さで病気で亡くなられ、残された7歳のお孫さんをご夫婦で育てられた。
それは大変なご苦労があったでしょうね〜。そしてそのお孫さん(男の子)はどんなに感謝しておられることでしょう!
そのお孫さんが結婚されて、2年ぶりの昨年の大みそか、広島から帰郷された。4歳のひ孫の男の子を連れて。
その女性は1年前にご主人に先立たれてひとり暮らし。
久しぶりの対面、嬉しかったでしょうね〜
元日の朝、広島では珍しい雪に、ひ孫ちゃんは大はしゃぎ♫
早速みんなで庭で雪だるまを作ったけれど、午後になると雨混じりのみぞれで雪だるまは小さくなってしまった。
思わず、「雪が消えてしまったね」とつぶやくと、「雪は消えるんじゃないよ、溶けるんだよ」とひ孫ちゃん。
「人の死も、まさにひ孫が言ったように、この世から消えたのではない。ゆかりの人の胸の中に溶け込んでいったのだ・・・
4歳のひ孫の何気ないひと言に、私の心に何か温かなものがスッと流れていったような気がした」
「消えるんじゃないよ、溶けるんだよ」・・・ひ孫ちゃんが何気なく言ったこの言葉。
ご主人に先立たれて、ひとり暮らしのこの方の心に、ポッとハートマークがともったのですね〜❤️
幸せって、理屈じゃなくて感じるものなんだな〜と、改めて思いました。
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