いい話

叱るコツ〜井村雅代さん〜

井村雅代さんと言えばシンクロの名物コーチ。今はアーティスティック・スイミングと呼ぶらしいけれど、言いにくいですよね〜。井村さんご自身も「いまだにピッタリこないのです」とおっしゃっています。「シンクロ」じゃダメなんですかね?笑

日本のシンクロをここまで育てた人。オリンピックは10回体験されたとか。

なぜ10回も続けてこられたかというと、「一度も成功していないから」「もっとできるという悔しさが私の原動力です」・・・と。

すごい!カッコいい‼️

井村さんと言えば、その厳しい指導で有名な人。ものすごく怖い人!という印象がありませんか?

でも、なぜかとても魅力的な人。オンラインで「心の才能を伸ばす」という講演をの案内があり、即、申し込みました。

その講演の中で心に残ったことは、「叱るコツ」。

まず前提として、「叱る相手の可能性を信じること」「叱る時は本気で叱ること」。

そして、「その人の存在を否定するようなことは絶対に言ってはいけない」ということ。

その熱意を持った言い切りに、厳しいけれど、相手への愛情と尊厳に満ちている「在り方」をひしひしと感じました。

すごい魅力的〜❤️

そして、具体的に3つの「コツ」を教えて下さいました。それは、

①必ず現行犯で叱る

②古いことを持ち出さない

③しつこく叱らない

なるほど! つい、逆のことをやってしまいがちですね。

そして、叱ったあとは必ず「どうしたら改善できるのか」を、その場で伝える。

「私は叱る時はズバッと言う。本気だから迫力があると思います。報道の人はそこだけを伝えるので、ただただ怖いという印象になっているけれど、必ず『どうしたら良くなるか』を、本気で伝えているのですよ」と。

さすがの井村さんも、ちょっと言い訳したくなりますよね〜(^^)

「嫌われることは全然怖くない。

でも、コーチと選手は運命的な出会い。出会って良かったと、最終的には言わせたいのです」・・・と。

講演の最後まで、迷いの無い、断固とした言い切り・・・その迫力の裏打ちに、とてつもなく大きな「愛」を感じました。

2020東京オリンピックで、団体とデュエットのコーチを退任されたとのこと。

でも、この息吹を感じて成長してきた選手の皆さんが、きっとこの「精神」を受け継いでいかれることと信じます。

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