N PO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さん、22歳。「望まない孤独をなくしたい」と、大学に通いながらN PO法人を率いている。
「新学期が始まったけどクラスになじめない」「リストラされた」「死にたい」・・・パソコン画面に並ぶ文字に、「おつらいんですね」「どんなことがあったのか、良かったら教えていただけませんか?」と、24時間365日、ネットのチャットで相談を受け付け、相談スタッフが在宅で画面に向き合い、応答を打ち込んでいく。
深夜も対応できるように海外在住者も募り、スタッフは今や13カ国に700人!
事務局長としてそばで彼に接している宇佐美明生さんは、「彼は揺るがない信念に人生をかけようとしている。その真剣さと熱意にみんなが心を打たれる」という。
何が彼をそこまで突き動かすのか?・・・その理由を聞いて、胸が震える思いがしました。
「小学5年の時に両親が離婚し、母が出て行った。『ついていきたかったけど、言えなかった』。ものが食べられなくなり入院。母を追って中1で上京したが、母は留守がちでいつもひとりぼっち。高校進学後には母との関係が悪化し、学校も休みがちになり、手首を傷つけた。
転機になったのは、恩師との出会い。『誰も気にしてくれない』と思い詰め、ある日の明け方、担任だった藤井崇史さんに『学校をやめます』とメールした。学校に届けた住所は正確ではなかったが、藤井さんは探し回って家を突き止め、迎えに来た。『こんな大人は初めてだった』」
「僕は先生との出会いという奇跡があったから、今があります。でもほとんどの人に奇跡は起きません。そんな人たちの居場所を作りたかった」。
自分の体験を元に「孤独の根絶」に向き合う。アルバイトで悲惨な境遇の子とたくさん出会い、友人と2人で相談事業を始めた。「今の若者は電話もしないから」とチャットを採用。相手をじっと受け止める「傾聴」が基本。
彼の働きかけで政治も動かし、1月に自民党の若手勉強会が立ち上がり、2月には孤独担当相ができた。これはイギリスに次いで世界で2番目とのこと。
すごいな〜 たまたま先日見ていたニュース番組に、コメンテーターとして出ていた彼を見て、その思いの純粋さと揺るがない信念を、強く強く感じました。
小学5年生の時にお母さんが出ていく、ついて行きたかったのに言えずに、ご飯ものどを通らなくなる・・・想像するだけで胸がキュ〜っと痛くなるような体験をしたからこそ、今の彼がいるのですね。
「孤独を根絶する」「居場所を作る」・・・誰かに話せること、誰かが答えてくれること・・・救われる人がどれだけ居ることでしょう!
前を向いて行動している22歳の若者の姿に、勇気と感動を頂きました‼️私にも何かできることは無いかな〜
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