元マラソン日本代表の原裕美子さん。自らの壮絶な体験を「私が欲しかったもの」という本に書いておられます。
常に体重を管理しないといけなくて、1日に4〜6回ある体重測定。身長163センチの原さんの体重は42〜43キロに制限されていた。うどんそばも半玉で我慢させられる。
(ヒェ〜163センチで42キロ⁉️)
「食べたい、食べたいと、舌が手になっているような感じだった」と。すごい表現ですね〜
食べ盛りの高校生、それはどんなに辛かったでしょう。
ある時、水すら我慢していた中、炭酸飲料を1リットル飲んだら吐いてしまった。そうしたら結果的に体重が減った。
「食べたら吐けばいいんだ」・・・それがきっかけで摂食障害になった。
食べ物への執着心がものすごくて、「大量に買うことが恥ずかしい」「吐くものにお金を使うのがもったいない」と思ってしまい、今度は「窃盗症」となり、万引きで7度の逮捕も経験した。
あぁ〜ストレスが引き金で、精神的に追い詰められていったのですね〜
真剣にスポーツに取り組んでいる人に、ありがちなことのようです。スポーツは健全なものであるはずなのに、そんなことで苦しんでいる人がいるなんて!
原さんは、今でも強くストレスを感じる時は危ないと思うと。
それを聞いて、不思議とある意味ホッとしました。
「自分は大丈夫と思わない」「自分の弱さを知る」・・・そこから、本当の強さが生まれてくるのだと思うからです。
それにしても、思わぬことで自分を追い詰めてしまっている人がいるんだな〜。誰か、話を聞いてあげる人が必要なんだな〜と、改めて思いました。
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