いい話

重度食物アレルギーと親子の戦い

大阪府茨木市の大森真友子さん。
LFA食物アレルギーと共に生きる会の代表。

LFAとは、Living with Food Allergyの略、「食物アレルギーと共に生きる」という意味とのこと。

大森さんはアレっ子ママ、つまりアレルギーっ子のママとして21年。

息子のゆうと君は生まれた時から重症の乳・卵・ピーナッツ・そば等々食物アレルギー。アトピー、加えて喘息・花粉症・鼻炎・ハウスダストなど色々持っていた。

そんな息子さんと一緒に、ずっとアレルギーと闘ってきた。3ヶ月ごとに入院して、少しずつ牛乳を増やしていく。その度にアナフィラキシーという発作を何度も何度も体験しながら・・・それを10年続けて、今では牛乳も飲める、普通に生活できるようになった・・・そこまでの道のりは想像を絶するものだったと思います。

真友子さんは、ある公的機関で「社会に適応できないお子さんだから、お母さんがお家で見てください」と言われた言葉が、今でも胸に刺さっていると。

その辛さ、悔しさが原動力で、この活動を続けておられるのですね〜

LFAが主催しているイベントに「アレルギーっ子が安心して好きなものを食べられるビュッフェ」というのがある。

(コロナの今はできないですね〜)

食物アレルギーの子供たちにとって、ビュッフェは憧れなのだとか!

「食べられないもの」「食べてはいけないもの」の判断を常に迫られている日常生活から、自由に好きなものを好きなだけ自分でとって食べていい!・・・夢のような世界なのですね〜

それを聞いて、胸が詰まりました。

そして、そんな子供たちにとっての盲点は災害時。アレルギー食品の備蓄は無いに等しい。

「実際に2018年の西日本豪雨や北海道地震の物資支援に少しだけ携わったことで、災害時に食べられる物がない。
これはとても衝撃でした。食物アレルギーを持っていると、災害弱者になってしまう」

そこで、彼女が作成したのが

「アレルギーっ子ママが考えた防災ハンドブック」

もしもの時に、何をどう動けばいいのか、が具体的に書いてあり、無料ダウンロードできるようになっている。

すごいですね〜 

私の娘も、長男(ナント君)の卵アレルギーで苦労していました。うちの場合はそんなに重症ではなかったけれど、「お母さんの気持ち、わかるわ〜」と、この話を聞いて涙ぐんでいました。

母親って、そんな子供の症状にどこか自分を責めてしまうところがあるのですよね〜

大森真友子さんの功績は素晴らしい!この会の存在で、どれだけのお母さんが救われていることでしょう❤️

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